2019年06月02日

HDDがより小さく大容量になる可能性が発見される

HDDがより小さく大容量になる可能性が発見される
HDD

工業的に広く利用されている合金材料のコバルト合金は、重要な合金材料として活用されており、パソコンなどのストレージデバイスとして重宝されているHDDにおいて、そのコバルト鉄合金の磁気状態を制御する効果があることが新たに発見され、HDDがより小さく大容量になる性能の向上の可能性があるのではないかとアメリカや中国の研究チームが見つけ出したようです。

PCなどのストレージ媒体として長く愛用されてきたHDDですが、最初の頃は高額で小さくちょっと不安定なこともある記憶媒体としてのSSDが出現し、最近では低価格化と安定化も進み少しずつSSDへの移行が進んでいるように思われますが、大容量なストレージデバイスとしてとしてより性能が上がれば、HDDの使われ方もこの先まだまだ存在感が増すことでしょう。

あまり詳しくはないのですが、これまで磁気HDDに使われる材料としてコバルト鉄合金において、無理だと考えられて来た磁化に与える減衰作用の効果に方向性が出ることが分かって来たことで、よりHDDを小型にできて大容量化する可能性だけでなく、エネルギー効率の高い電気モーターや発電機などにもその用途が貢献するかもしれないようで、これまでできなかった事が何かできるようになっているかもしれません。

HDDの高速化にも貢献してくれれば良いのですが、そこまで減刑されていないようなので、小型化と大容量化だけでも進歩できるのなら、HDDはこの先も重要な存在となっているでしょう。



Posted by keepcm2 at 09:27